バステトのブログ

直腸がん・肝転移 闘病ブログ

2009年、 新型インフルエンザが流行った時の出来事。

2009年、新型インフルエンザがはやった時の出来事。

この時、職場のパートさんのお子さん、
5人ぐらい新型インフルエンザに罹患されているお家があり、
「横で看病していてもうつらないねん」と、
少し残念そうに言っておられた。
↑ 
そばにいてうつらないけれど、新型インフルエンザの菌保菌者?
な人たちに囲まれて私は仕事をしておりました。(濃厚接触

病院受診して、ちょっと聞いてよ
こんなことがあったのよ~と、ちょっと長いですが…。(^^ゞ

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当時の私のホームページより転記。 (2009年)

12月某日。
今日はお仕事デー。
仕事が終わって帰宅後、夕食を食べ、
お風呂に入ったまではなんともなかったのに、
まさか?まさかの腸閉塞???

夜の8時過ぎから夜中の3時まで、約7時間、
腸閉塞の再来を思わせる吐き気が、
約5分おきにやってきたのだ。。。

胃の辺りからお腹辺りが張って、
ちょっとムカムカするなぁ…からはじまって吐き気が。。。

嘔吐物は、胃内容物が出終わると、
黄色の苦い液体、粘調性のある紫がかった灰色の液体へ。
最後に出ていた少々粘り気のある紫がかった灰色の液体が不気味。。。

昨日、日記に腸閉塞の事を書いたばかりなのに…。
よほど救急車を呼ぼうかと思うぐらい、
めちゃめちゃ苦しかったけど、
夜中に呼んだら近所迷惑だし、
何事だ?って思われるので、ひたすら耐えていたのだけれど、
運良く夕食のときに飲んだ便秘用の漢方薬が効いてくれたのだろう…。

はじめは渋り腹で、
モヨウはするけどなかなか出ない…からはじまって、
吐き気で力が入らないけど、
必死にきばれるだけきばって、少しずつ、少しずつ…。
最後は、おきまりの下痢になり、吐き気の症状は治りました。

吐き気は治まったのだけれど、
今度は手足に、刺すような痛み、しびれ、
関節の辺りは筋肉痛のような痛み、背中は前から痛いし、
身体のあちこちに痛みが走る。
もしかして新型インフルエンザ?と思って熱を測るけど、36度4分。
今度は、ずーっと痛みに耐えて朝を迎えました。

翌日。
今日はお仕事デーでしたが、
とても出勤できそうにないので、お休みする事に。。。
病院もどこの病院に行こうか?と迷いましたが、
またもや腸閉塞の症状が出てきたら…、
または違う疾患?の不安があったので、
いつも診ていただいている病院へ行くことにしました。
病院は、土曜日なので休診日。
救急で診てくれるのか?だったので、
TELして症状を言って、確認してから病院へ。


☆☆☆
この先のお話は、
皆さんのおかれている立場により考え方が違うと思いますが、
不愉快だった診察内容をお話いたします。

対応してくださった食道胃腸外科医(救急当直医)は、
私の様子を見て、しんどくても話は出来る状態だし、
緊急を要する重篤な状態ではなかったので、
こんなたいしたことのない症状ぐらいで、
大学病院を受診するな!
大学病院は重症患者の来るところだ!と言わんばかりの対応を受けました。
いくら症状を説明しようとしても、
ちゃんと話を聞いて下さらず、話途中で遮られるし、
病気になって約10年間、
いろいろな先生の診察を受けてきたけれど、
こんなひどい思いをした診察は初めて…。

医師の仕事。。。
患者さんの症状をちゃんと聞いて、治療やアドバイスをするのが、
お仕事なのではないのでしょうかねぇ? 
いくら医者不足で忙しいとはいえ。。。

担当していただいた医師にとっては、毎日重篤な患者さんが沢山来院され、
私の症状やカルテ歴ぐらいの患者さんなんて見慣れているせいでしょうか?
これぐらい普通の人と同じで、たいした事がないと思われたのでしょうかね。
私のカルテ歴を見て話されていた姿からは、
人を病歴を見ているというより、物の修理歴を見ているという感じを受けました。


私が医師に辛うじて伝えられた内容。。。
☆夜の8時過ぎから夜中の3時まで、約7時間、約5分おきに吐き気がした事。
☆その後、しばらく渋り腹でしたが、便が出だし、最後に下痢になったので
腸閉塞ではないと思うのですが、また吐き気がして腸閉塞にならないか不安である事。
☆背中の痛みがかなり前から続いている事。
☆手足や関節の辺りに痛みがある事。
☆自宅では36度4分だった熱が、病院で測ると37度とだんだん上がってきていたので、
新型インフルエンザの可能性を尋ねる。

それに対しての回答。。。
腸閉塞について
私     「嘔吐の後、便が出たので腸閉塞ではないと思いますが心配なので…」
医師    「腸閉塞になどならない」
      「そんな悪いほうにばかり考えてどうするや?」
      「先のことはわからない」
      「明日どうなるかなど、先の事は誰にもわからない」
つっけんどんな言い方で言われました。

確かに医師の言うとおり、
先のことはわからないけど、胃腸が弱っているのは事実だし、
経験上、夜になってまた具合が悪くなる可能性はある。
「また具合が悪くなってから病院へ行きなさい。」では、
病状が悪化してから治療になる恐れがある。

早く処置していれば、手術しないで済んだ事例があるようなので、
自分の身体は自分で守るしかない。。。  
ひどくなってからでは遅いのだ。
治療が遅れて手術になっても、患者が痛い苦しい思いをするだけで、
先生は痛くも痒くもない。

また医師の「腸閉塞になどならない!」の発言については???
なんで「ならない!」と言い切れるのか?
私は3度も開腹手術をしています。
腸閉塞は、開腹手術や腸の病気を経験している人は、腸の癒着などにより、
発症の確率が高いのは、医師ならわかっていることなのに?
それも胃腸外科の担当医なのに?
私は、手術を担当してくださった医師から、
「腸閉塞は開腹手術をした人の宿命」とも言われ、
他の人より、腸閉塞のリスクが高いことを知っているから気をつけているのに、
???な発言でした。

腸閉塞については、よく日記で書いていた内容。。。
直腸癌術後、1週間後に腸閉塞になり、
透視室でまるで水攻め拷問のような苦しい治療をを受けたけれど、
改善されず緊急で再開腹手術。
術後も、なかなか経過がよくならず、何度もガスが溜まったりして、
なかなか退院できなかった。。。
退院後も、また腸閉塞のような症状起こり、救急外来で診ていただいた事もあります。

このような経験をしているので、その後、腸閉塞の苦しさ、辛さがトラウマになり、
今後腸閉塞にならないように…と、術後これまで約10年間、
ずーっと排便管理に気をつけて過ごしてきていました。
そして現在は、低位前方切除術による瘢痕化で、だんだん便秘がひどくなり、
漢方内科で薬を処方していただいて排便調整をするなど、
「腸閉塞」は、私がとても気をつけている疾患です。

だから病院に行ったのに、こんな対応されたら…。

新型インフルエンザの可能性について
医師  「年だから新型インフルエンザになることはまずない!」と言い切られる。   

背中の痛みがかなり前から続いている事、
手足や関節の辺りの痛みがある事について
私     「手足や身体が痛いのですが…」
医師    「そんもんわからん」「知らん」 の二言で終わり。
私     「背中の痛みは逆流性食道炎からきているかもしれないと言われたのですが…」
医師    「そうかもしれないね」で終わり。

診断結果は「腸炎」「整腸剤ぐらいは出しますけど…」でした。

そして最後に、つっけんどんな口調だし、
今まで話もちゃんと聞かなかった医師なのに、
何故か「お腹を診ましょう」と笑顔で言われ、
不気味だなと思いながら腹診をしてもらい、
「うん、問題ない」「太っているし元気そうだから大丈夫!」と言われ診察は終わりました。

太っている。。。
ほんとの事やけど、最後まで失礼な事を言う先生やなぁ。。。 
身体の調子が悪くて行ったのに、気分まで悪くして帰宅する事になりました。


そしてまだまだ続きが。。。
その日の夕方3時過ぎぐらいから熱が出だして、
夜には40度までUP。。。
夜中は熱が続いていたけど、
次第にひいてきて、次の日の朝は、平熱の36度5分に。

熱は下がったけれど、関節の辺りは筋肉痛のような痛みや、
手足、身体のあちこちに痛みが走るので、インフルエンザっぽい。。。
私は季節性のインフルエンザワクチンはしているので、
年齢的にはかかりにくいけど、新型インフルエンザが疑わしいから、
とりあえず日曜日普通に診療している病院へ行くことに。
発熱のある人用の問診票に記入して、インフルの簡易検査をしたら陰性。

検査のタイミングや、新型インフルの場合は感染していても、
陰性になる場合があるそうなので、症状からすると、
新型インフルエンザの可能性は大かな?

大学病院の救急で診ていただいた食道胃腸外科の医師には、
インフルエンザっぽい症状もあるので、熱が上がった場合の事を尋ねたら、
年だから新型インフルエンザになることはまずない!!と言い切られ、
人を馬鹿にしたような感じで相手にされなかったのだけれど、
こちらの病院の内科の医師の診察では、
大人の感染率は少ないけれど、節々の痛みや微熱ぐらいで済む人もいたり、
症状が軽く治まったりするので、
新型インフルエンザと気がつかず治っている人もいるそうな。。。

重症化しないかぎり、新型インフルエンザの検査はしないそうなので、
検査をしていないから、
新型インフルエンザではないかもしれないし、
かかっているのかもしれないし、
普通の風邪の重いタイプかもしれないし…。

何かわからないけれど、人にうつすかもしれないし、
無理して出勤して重症化させたら大変だから、
会社は休んだほうがいいと言われたので、
明日も会社をお休みする事にします。 


以上
2009年の新型インフルエンザが流行った時の出来事でした。
こんなことが過去にあたので、
普通にインフルエンザも警戒しておりますが、
新型コロナウイルスの報道にも敏感に反応してしまいます。